01やめたこと1:ハードクーラーをやめた
最初にやめたのは、ハードクーラーです。保冷力は高いのですが、空でも重く、かさばります。駅から施設までの徒歩やバス乗り換えでは、この「空の状態でも重い」というのが地味にこたえました。
今はソフトクーラーバッグに替えています。保冷剤の量で保冷力を調整でき、空になれば折りたためて薄くなるので、帰りの荷物も減らせます。持ち手をバックパックの外側に固定できるタイプだと、電車の中でも置き場所に困りにくいです。
向かない場面:大人数で肉や飲み物をたっぷり冷やしたい、真夏に長時間の保冷が必要、といった条件では、ハードクーラーの保冷力のほうが安心できる場面もあります。うちも子連れ2〜3人程度の量が前提なので、人数や滞在時間が増える家族は、ソフトクーラー1つに絞らず様子を見て判断するのがよいと思います。
02やめたこと2:水を担ぐのをやめた
次にやめたのが、水を家から担ぐことです。2リットルのペットボトルを何本も持つと、それだけでバックパックがずっしり重くなります。米を炊く、コーヒーを淹れる、洗い物をする——キャンプは思った以上に水を使うので、必要な量を全部担ぐと非現実的な重さになってしまいます。
今は、水は現地で調達する前提に切り替えました。駅前や施設の近くのスーパー・コンビニで買う、施設に炊事場があればそこで汲む、という組み合わせです。行き先を決めるときに「駅から施設までの間に店があるか」「施設に炊事場があるか」を先に調べておくと、当日困りません。
向かない場面:近くに店がない山間部のキャンプ場や、炊事場が遠い区画では、この方法は使いにくくなります。その場合は、必要な分だけ多めに担ぐか、行き先選びの段階で「駅・店からの距離」を優先条件に入れるようにしています。
03やめたこと3:ガス缶中心の燃料構成をやめた
3つめは、燃料の組み方です。以前は大きめのガス缶と予備を持っていく構成でしたが、缶自体の重さとかさが荷物を圧迫していました。鉄道には燃料そのものを持ち込めないため、現地や近隣で調達する必要があり、そのぶん選べる燃料の種類にも制約があります。
今は、必要な熱量を小型で軽い固形燃料でまかなう構成に絞っています。かさが小さく軽いので、担ぐ量が明らかに減りました。使う分量は、事前に「何回、どのくらい火を使うか」を大まかに決めてから、必要本数だけ持つようにしています。
向かない場面:大人数で長時間しっかり火力を使いたい、鍋を何品も同時に作りたい、といった場面では、固形燃料だけでは火力・燃焼時間が足りないことがあります。その場合は、施設のレンタルや現地調達のガスカートリッジを組み合わせる方が現実的です。
04やめたこと4:じっくり焼く調理をやめた
4つめは、大きな網や炭でじっくり焼くタイプの調理です。炭やグリル、トングや火ばさみなど、焼き物には道具がひとまとまり必要になります。準備と後片付けの時間も長く、荷物と手間の両方がかさんでいました。
今は、鍋ひとつで完結する煮込みや汁物、簡単な炒め物を中心にしています。道具はクッカーとバーナーだけで済み、洗い物も少なく、子どもを待たせる時間も短くなりました。「焼く楽しさ」は減りますが、「準備と片付けに追われない」ことのほうが、うちには合っていました。
向かない場面:やっぱり炭火で焼きたい気分の日や、デイBBQをメインの目的にする日は、焼き物を優先しています。すべての回で焼き物をやめたわけではなく、「荷物を絞りたい回」と「焼くこと自体が目的の回」を分けて考えるようにしています。デイBBQの脚付きグリル選びは木場公園でのBBQなどの記事もご参照ください。
05やめてみてわかったこと
4つに共通していたのは、「やめる前は不安だったが、やめてみたら思ったほど困らなかった」という感覚です。逆に言うと、やめる前は「念のため」で持っていたものが、実際にはその回では一度も使わなかった、ということも多くありました。
一方で、どれも「絶対にやめるべき」ものではなく、人数・季節・行き先によって向き・不向きがあります。うちの場合は子連れ2〜3人・日帰りや1泊が中心という条件だったからこそ、この4つが荷物を減らす方向に効きました。条件が変われば、また違う組み合わせになるはずです。
やめる順番にも理由がありました。最初にハードクーラーをやめたのは、単純に「重さの体感」が一番わかりやすかったからです。次に水をやめたのは、クーラーを軽くしても水の重さが残っていて、まだ担ぎきれないと気づいたから。燃料と調理は、荷物を減らすというより、燃料を持ち込めない鉄道の制約に合わせて構成を見直した結果、結果的に軽くなったという順番でした。一気に全部を変えたわけではなく、1回の遠征ごとに1つずつ削っていった、という進み方です。
荷物を運ぶ側の工夫(キャリーカートやスーツケース、宅配送付)は電車キャンプの「荷物問題」を解決する3つの方法で、道具そのものを軽くする考え方は公共交通で運べる軽量ファミリーギアの選び方で、レンタル活用は手ぶらキャンプ・レンタル活用入門でまとめています。子連れならではの計画のコツは子連れ電車キャンプで失敗しない 持ち物・計画のコツもあわせてご覧ください。
SOURCES主な参照元
- アウトドア用品(ソフトクーラー・固形燃料・クッカー等)の一般的な仕様・使用方法に関する公開情報
- 各鉄道会社の手回り品・持ち込み制限に関する公式案内(燃料の持ち込み制限の参考)
- キャンプ場・公園BBQ場の火気利用ルールに関する各施設の公開情報