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車なしキャンプの荷物、うちはこう削った——やめたもの4つの記録

車なしで家族キャンプを続けていると、荷物の重さが毎回の壁になります。うちが実際にやめたのは4つ——ハードクーラー、水を担ぐこと、ガス缶中心の燃料、じっくり焼く調理。それぞれ、なぜやめたか、代わりに何をしているか、そして向かない場面はどこかを、飾らずに記録します。

重いハードクーラーを抱える家族と、ソフトクーラー1つに軽くまとめた同じ家族を並べたビフォーアフターのイラスト
この記事の要点 車なしキャンプを重ねるなかで、うちが実際にやめたのは①ハードクーラー(→ソフトクーラーに)、②水を担ぐこと(→現地調達に)、③ガス缶中心の燃料構成(→固形燃料に絞る)、④じっくり焼く調理(→鍋ひとつの簡単調理に)の4つです。どれも「なくても平気だった」というより、やめてみて初めて、それが重かったと気づいたものばかりでした。一方で、向かない場面(人数が多い・保冷が長く必要・じっくり焼きたい気分の日)もあるので、そこも正直に書きます。
運営者の体験私たちは車を持たない家族で、電車とバスでデイキャンプやBBQ、泊まりに出かけています。最初のころは、車キャンプの装備感覚のまま荷物を積んで、駅からの徒歩でひどい目にあいました。そこから何回かの出発を重ねて、少しずつ「持っていくもの」を削っていきました。この記事は、その削った過程をそのまま記録したものです。

01やめたこと1:ハードクーラーをやめた

最初にやめたのは、ハードクーラーです。保冷力は高いのですが、空でも重く、かさばります。駅から施設までの徒歩やバス乗り換えでは、この「空の状態でも重い」というのが地味にこたえました。

今はソフトクーラーバッグに替えています。保冷剤の量で保冷力を調整でき、空になれば折りたためて薄くなるので、帰りの荷物も減らせます。持ち手をバックパックの外側に固定できるタイプだと、電車の中でも置き場所に困りにくいです。

向かない場面:大人数で肉や飲み物をたっぷり冷やしたい、真夏に長時間の保冷が必要、といった条件では、ハードクーラーの保冷力のほうが安心できる場面もあります。うちも子連れ2〜3人程度の量が前提なので、人数や滞在時間が増える家族は、ソフトクーラー1つに絞らず様子を見て判断するのがよいと思います。

02やめたこと2:水を担ぐのをやめた

次にやめたのが、水を家から担ぐことです。2リットルのペットボトルを何本も持つと、それだけでバックパックがずっしり重くなります。米を炊く、コーヒーを淹れる、洗い物をする——キャンプは思った以上に水を使うので、必要な量を全部担ぐと非現実的な重さになってしまいます。

今は、水は現地で調達する前提に切り替えました。駅前や施設の近くのスーパー・コンビニで買う、施設に炊事場があればそこで汲む、という組み合わせです。行き先を決めるときに「駅から施設までの間に店があるか」「施設に炊事場があるか」を先に調べておくと、当日困りません。

確認しておくこと施設の炊事場の水が飲用に適しているかどうかは、施設によって案内が異なります。飲用可否は施設の公式案内で必ず確認し、飲料水は近隣の店で調達するのが無難です。

向かない場面:近くに店がない山間部のキャンプ場や、炊事場が遠い区画では、この方法は使いにくくなります。その場合は、必要な分だけ多めに担ぐか、行き先選びの段階で「駅・店からの距離」を優先条件に入れるようにしています。

ソフトクーラー化・水の現地調達・固形燃料・簡単調理という4つの工夫を並べた図解イラスト
うちがやめた4つ——ソフトクーラー化/水の現地調達/固形燃料に絞る/じっくり焼く調理をやめる(イメージのイラスト)。

03やめたこと3:ガス缶中心の燃料構成をやめた

3つめは、燃料の組み方です。以前は大きめのガス缶と予備を持っていく構成でしたが、缶自体の重さとかさが荷物を圧迫していました。鉄道には燃料そのものを持ち込めないため、現地や近隣で調達する必要があり、そのぶん選べる燃料の種類にも制約があります。

今は、必要な熱量を小型で軽い固形燃料でまかなう構成に絞っています。かさが小さく軽いので、担ぐ量が明らかに減りました。使う分量は、事前に「何回、どのくらい火を使うか」を大まかに決めてから、必要本数だけ持つようにしています。

火気について利用できる燃焼器具・火気の可否は施設ごとにルールが異なります(直火禁止、脚付きの燃焼器具のみ可、など)。固形燃料を使う場合も、利用先の火気ルールを事前に確認し、指定された場所・器具の範囲で使用してください。

向かない場面:大人数で長時間しっかり火力を使いたい、鍋を何品も同時に作りたい、といった場面では、固形燃料だけでは火力・燃焼時間が足りないことがあります。その場合は、施設のレンタルや現地調達のガスカートリッジを組み合わせる方が現実的です。

04やめたこと4:じっくり焼く調理をやめた

4つめは、大きな網や炭でじっくり焼くタイプの調理です。炭やグリル、トングや火ばさみなど、焼き物には道具がひとまとまり必要になります。準備と後片付けの時間も長く、荷物と手間の両方がかさんでいました。

今は、鍋ひとつで完結する煮込みや汁物、簡単な炒め物を中心にしています。道具はクッカーとバーナーだけで済み、洗い物も少なく、子どもを待たせる時間も短くなりました。「焼く楽しさ」は減りますが、「準備と片付けに追われない」ことのほうが、うちには合っていました。

向かない場面:やっぱり炭火で焼きたい気分の日や、デイBBQをメインの目的にする日は、焼き物を優先しています。すべての回で焼き物をやめたわけではなく、「荷物を絞りたい回」と「焼くこと自体が目的の回」を分けて考えるようにしています。デイBBQの脚付きグリル選びは木場公園でのBBQなどの記事もご参照ください。

05やめてみてわかったこと

4つに共通していたのは、「やめる前は不安だったが、やめてみたら思ったほど困らなかった」という感覚です。逆に言うと、やめる前は「念のため」で持っていたものが、実際にはその回では一度も使わなかった、ということも多くありました。

一方で、どれも「絶対にやめるべき」ものではなく、人数・季節・行き先によって向き・不向きがあります。うちの場合は子連れ2〜3人・日帰りや1泊が中心という条件だったからこそ、この4つが荷物を減らす方向に効きました。条件が変われば、また違う組み合わせになるはずです。

やめる順番にも理由がありました。最初にハードクーラーをやめたのは、単純に「重さの体感」が一番わかりやすかったからです。次に水をやめたのは、クーラーを軽くしても水の重さが残っていて、まだ担ぎきれないと気づいたから。燃料と調理は、荷物を減らすというより、燃料を持ち込めない鉄道の制約に合わせて構成を見直した結果、結果的に軽くなったという順番でした。一気に全部を変えたわけではなく、1回の遠征ごとに1つずつ削っていった、という進み方です。

荷物を運ぶ側の工夫(キャリーカートやスーツケース、宅配送付)は電車キャンプの「荷物問題」を解決する3つの方法で、道具そのものを軽くする考え方は公共交通で運べる軽量ファミリーギアの選び方で、レンタル活用は手ぶらキャンプ・レンタル活用入門でまとめています。子連れならではの計画のコツは子連れ電車キャンプで失敗しない 持ち物・計画のコツもあわせてご覧ください。

SOURCES主な参照元

  1. アウトドア用品(ソフトクーラー・固形燃料・クッカー等)の一般的な仕様・使用方法に関する公開情報
  2. 各鉄道会社の手回り品・持ち込み制限に関する公式案内(燃料の持ち込み制限の参考)
  3. キャンプ場・公園BBQ場の火気利用ルールに関する各施設の公開情報
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