Contents
01車なしギア選びの大原則:総重量と収納サイズ
車があるキャンプとないキャンプで、ギア選びの優先順位は大きく変わります。車があれば、多少重くてかさばっても積めばいい。でも電車・バスで運ぶなら、「家族全員で持って歩ける重さか」「収納してかさばらないか」が最優先になります。快適性や機能はその次です。
具体的には、ギアを検討するときに次の2点を常にチェックすると失敗しにくくなります。
- 総重量:1つ1つは軽くても、家族分・全装備を合計すると一気に重くなります。買い足すたびに「全部足したら何kgになるか」を意識しましょう。
- 収納サイズ:畳んだときの大きさ。ワゴンやバックパックに収まるか、電車内で邪魔にならないかが基準になります。
この2軸で選ぶと、自然と「軽量・コンパクト」をうたう製品が候補に上がってきます。以下、装備のカテゴリごとに、車なし目線での見るべきポイントを整理します。
車があれば積めばいい。車がなければ、全部足して何kgかで選ぶ。
02運搬の要:折りたたみキャリーワゴン
車なしキャンプで、最初に検討したいのが折りたたみキャリーワゴン(アウトドアワゴン)です。駅から会場まで歩く区間で、クーラーボックス・食材・テント・寝具などをまとめて運べるかどうかは、当日の疲労を大きく左右します。両手に荷物を持って子どもの手も引いて…という状態を避けられるのが、ワゴンの最大の価値です。
選ぶときの観点は次の通りです。
- 折りたたみ時のサイズと重量:電車で運ぶ前提なので、畳んだときにコンパクトで、ワゴン自体が軽いものを。ワゴンが重すぎると本末転倒です。
- 耐荷重と容量:家族分の荷物が載るか。ただし容量が大きいほど重くなるので、運ぶ量とのバランスで選びます。
- タイヤの大きさ:舗装路だけでなく、河原や砂地・芝生を通るなら、大きめのタイヤの方が押しやすい傾向があります。
03テント・タープ:パッカブルで選ぶ
泊まりキャンプならテント、デイキャンプでも日よけにタープがあると快適です。車なしの場合、選ぶ基準は「パッカブル(コンパクトに畳めるか)」と「軽さ」。ファミリー向けの広さは欲しいけれど、収納サイズが大きすぎると運べません。
- 収納サイズと重量を最優先:同じ人数向けでも、収納サイズには差があります。「ファミリー向けでコンパクト」をうたうものから候補を絞ると効率的です。
- 設営のしやすさ:子連れだと設営に時間をかけられません。ポール構造がシンプルで、短時間で立てられるものが向きます。
- デイなら軽量タープ:日帰りBBQ中心なら、テントより軽いタープで日差しを避ける構成も有力です。
04寝具:軽量シュラフ・マット
泊まりキャンプで意外とかさばるのが寝具です。家族分のシュラフ(寝袋)とマットは、まとめると相当な容積になります。ここでも軸は収納サイズと重量。そのうえで、季節に合った使用温度の目安を確認します。
- シュラフは収納サイズ重視:「軽量」「コンパクト」をうたう3シーズン向けが、運搬と汎用性のバランスが良い選択です。使用温度の目安(快適に使える温度の目安)を、行く季節に合わせて確認しましょう。
- マットはコンパクトに畳めるもの:寝心地に直結しますが、車なしでは畳んだサイズが重要。空気で膨らませるタイプなど、小さく収納できるものが向きます。
夏の暑い時季や、春・秋の冷え込みなど、季節によって必要な寝具は変わります。これらはあくまで快適に過ごすための目安であり、当日の気温・天候の確認は欠かせません。装備で安全を保証できるわけではないので、天気予報をもとに無理のない計画を立ててください。
05調理:小型バーナー・クッカー
キャンプの楽しみである料理。車なしでは、小型バーナー+軽量クッカーの組み合わせが基本になります。大きなツーバーナーや重い鉄板は、運搬を考えると現実的でないことが多いからです。
- バーナーは小型・軽量:1〜2口の小型バーナーで、家族の簡単な調理は十分まかなえます。収納サイズの小ささを優先しましょう。
- クッカーはセットで効率化:鍋・フライパン・食器が入れ子で収納できるクッカーセットなら、容積を抑えられます。「軽量」をうたうものから選ぶと運搬が楽です。
- 利用先の火気ルールを必ず確認:デイBBQの公園では、直火禁止・脚付きコンロのみ・移動式コンロのみなど、火器のルールが場所ごとに違います。バーナー類が使えるかどうかも含め、利用先の公式ルールを事前に確認してください。
06子どもの装備
家族キャンプでは、子どもの装備も忘れずに。屋外は気温や日差しが変わりやすいので、重ね着で調整できる装備を中心にそろえると対応しやすくなります。
- 重ね着できる服装:朝晩の冷えや日中の暑さに、脱ぎ着で対応。薄手の上着やレインウェアがあると、急な天候の変化にも調整しやすくなります。
- 日よけ・防寒の小物:帽子や薄手の防寒小物など、かさばらないもので調整を。
- 子ども用の軽量チェア:あると休憩が楽になります。軽くて畳めるものを。
子どもの装備は、安全と快適性に関わる部分です。サイズが合っているか、当日の天候に合っているかを確認し、無理のない範囲で楽しめるよう準備してください。
07パッキングの考え方:分担して運ぶ
最後に、装備をそろえたあとの「運び方」の考え方です。車なしキャンプを無理なく続けるコツは、家族で荷物を分担し、総重量を意識することに尽きます。
- 重いものはワゴンへ、軽いものは背負う:クーラーボックスや水など重量物はワゴンにまとめ、衣類など軽いものはバックパックで分担します。
- 大人がバックパック、ワゴンで補助:両手が空くバックパックを基本に、ワゴンで運搬を補助する構成が、徒歩区間で安定しやすい組み合わせです。
- 「全部足して何kg」を出発前に:当日になって「重すぎて運べない」を避けるため、事前に総重量を把握し、削れる荷物がないか見直しましょう。
- 持ち物リストを使い回す:一度作ったリストを毎回見直すと、不要な装備が減り、回を重ねるごとに身軽になります。
NEXT行き先から決めたい方へ
装備の方向性が見えたら、次は行き先です。当サイトでは車なしで行ける具体的なスポットを記事にしています。